吉岡宿・国恩記探訪会を実施しました

「三宿サミット第2部」の2回目として「吉岡宿・国恩記探訪会」を実施しました。

今回は3回目の投稿となります。

以下は画像2枚目の明治天皇の記念碑に関する説明です。


“明治維新後、天皇をシンボルとする国家統合のため、明治天皇による巡幸が行われました。

明治天皇は明治5年から明治18年の間に、6度に渡り巡幸を行っており、その中で大和町吉岡にも訪れ、その証が記念碑として残されております。

明治9年6月30日の午後5時過ぎ、40人の警部・巡査の警備に守られながら大和町吉岡に到着しました。

岩倉具視や木戸孝允、大久保利通、大隈重信ら31人と陸軍騎兵1小隊40人が先発を務め、その他にも150人が加わった大規模な行列でした。

吉岡に到着した天皇は、遠藤鉄之助宅(画像2枚目の記念碑)で宿泊しました。

沿道の家々は戸ごとに国旗をかかげ、老若男女、郡内すべての小学校教員や生徒が動員され、志田町入り口から高田橋まで整列し、国旗を振りながら天皇をお出迎えしました。

明治天皇は、明治14年の巡幸の際にも吉岡を通過しており、その際は休憩所として滞在しました。”


記念碑の場所については、吉岡宿本陣案内所でもご案内しておりますので、興味のある方はぜひお立ち寄りください。

なお、記念碑の見学についてはご了解をいただいておりますが、私有地であることにご留意をお願いします。

参考文献:伊達宗弘 著「語り継がれる明治天皇の東北・北海道ご巡幸」(2023)。高橋富雄 監修 大和町発行「大和町史下巻」(1977)


次回は「吉岡宿・国恩記探訪会」の最終回です。

「穀田屋」を中心に投稿いたします。


・吉岡宿本陣案内所
〒981-3621宮城県黒川郡大和町吉岡字上町31-1
9:30~16:00(火曜定休、年末年始休業)